中古マンションを選ぶ際に考慮すべきポイント
中古マンションで防音設備が整っている物件を探す場合には、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、不動産ポータルサイトで検索する際には、「防音設備付き」「防音室あり」といった表記を探すと良いでしょう。
防音設備がある物件は数が少ないため、特徴や設備の欄に目立つようにアピールされていることが多いです。
また、防音性能は建物の構造によっても異なります。
一般的に、軽量鉄骨造や木造の建物では防音効果が低いと言われています。
しかし、マンションの場合はほとんどがSRC造やRC造の建物であり、比較的防音性が高い構造になっています。
ただし、築古マンションでは遮音性が劣る物件も存在するため、注意が必要です。
最近は、新築のマンションやリノベーション済みのマンションでは、遮音性能が向上している物件も増えてきています。
ただし、リノベーション済みのマンションの一部では、天井や壁のコンクリートが露出している内装が見られることがあります。
このような内装は遮音性能が低く、音が響きやすいので、注意が必要です。
もしも防音設備が整っていない中古マンションを見つけた場合には、自分でリフォームやリノベーションを行うことも一つの方法です。
中古マンションの中には、築年数が経っているもので防音等級が高くない物件も多く存在しますので、自分の好みやニーズに合わせて防音設備を付けることで快適な生活空間を作り上げることができます。
参考ページ：楽器演奏できる物件｜防音設備付きの中古マンションを選ぶポイント
手軽に防音室を手に入れる方法とは？
部屋全体を完全な防音設備にすることはコストや時間がかかるため、音漏れを心配せずに楽しみたい場合、特にリノベーションが必要なオーディオルームやシアタールーム、キッズスペースを防音室に変えることが増えています。
ただし、防音リノベーションには、マンションの管理規約などで制限があることもありますので、前もって確認することが重要です。
防音室を手に入れる手軽な方法として、楽器メーカーが作る防音室があります。
これらの防音室は、本格的に楽器演奏をしたい人におすすめです。
さまざまな楽器メーカーが、管楽器や弦楽器向けの0.8畳ほどの小さなサイズから、グランドピアノ向けの4.3畳ほどの大きなサイズまで、様々な種類の防音室を提供しています。
一般的に、これらの防音室を取得するには、およそ50万円の予算が必要です。
また、これらの防音室は組み立てが簡単で、専門の工事業者による設置も1日で完了することができます。