昨年8月のアフガニスタン政権崩壊後、日本に逃れてきた98人に入国在留管理庁が難民認定を行ったことが、関係者への取材で分かった。関係者によると、98人は在日アフガニスタン大使館の現地職員とその家族18世帯で、8月19日に難民認定を受けたという。
アフガンの子どもたちのカルテが次々と積み上げられる、日本の医師が見たもの。
昨年1年間に日本で認定された難民は74人で、今年に入ってから最多となった。今年はすでにこれまでの記録である74人を超え、新記録となりそうだ。難民条約を厳格に解釈することで知られる日本だが、これは異例の多さだ。
アフガニスタンでは、昨年8月の米軍撤退に伴い、米国などが支援していた政権が崩壊。イスラム教のタリバンが全権を掌握し、外国につながる人々への迫害の恐れが強まり、避難が相次いだ。