8月17日、大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)が2年連続30本塁打まであと3本となる今シーズン27本目のホームランを放ちました。昨シーズンは46本塁打を記録した。
短縮シーズンとなった2020年は、ルーク・ボイト(当時ニューヨーク・ヤンキース、現ワシントン・ナショナルズ)が22本塁打で最多、他に20本以上の選手はいなかった。1シーズン30本塁打以上の連発は、昨シーズンと今シーズンが2年連続の最長連発ということになる。
昨シーズンは、大谷を含めて43人が30本以上の本塁打を放った。今季はそのうち4人がすでに30本に到達している。アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は昨シーズン39本、今シーズンは46本。他の3人は、32本と34本のカイル・シュワーバー(現フィラデルフィア・フィリーズ)、33本と31本のヨーダン・アルバレス、33本と30本のオースティン・ライリー(アトランタ・ブレーブス)である。このうち、アルバレスとライリーは今季に入り大型契約を結んだ。それについて、「6年1億1500万ドルの契約は、年俸調停前では歴代4位。それより高額だった3人は…」「この三塁手が手にした10年2億1200万ドルの契約は、『総額2億ドル以上』としては史上25番目」と書いた。
ちなみに、昨季30本未満、今季30本以上の選手は、現在一人もいない。
大谷のほかにも、2年連続30本塁打以上まであと5本以下の選手は6人いる。昨シーズン37本のピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)と31本のポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カージナルス)は、ともにあと1本で2年連続30本以上達成となる。他の4人は、いずれも5本が限界だ。昨季48本のブラディミール・ゲレーロ・ジュニア(トロント・ブルージェイズ)、39本のマット・オルソン(現ブレーブス)、38本のラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)、34本のノーラン・アレナド(カージナルス)もそうだった。
また、6人以上10人未満もいる。昨季の43人のうち、今季も3分の1程度が30人以上となりそうだ。
なお、過去2シーズンの通算ではジャッジが85で最も多く、次いで大谷とゲレーロJrが73、4位タイはシュワーバーとアロンゾで66となっている。昨季ゲレーロJr.と最多の48本を記録したサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)は今季17本なので、シュワーバーとアロンゾより合計が1本少なくなっています。