自然への感謝をしたことがありますか。異常な暑さや一日でその月の何倍もの大雨が降ったり、自然の怖さを実感することは有っても自然に感謝することはあまり意識しないかもしれません。外に出しておくだけで濡れた洗濯物が乾いたり、ふかふかの布団で眠れたり、美味しい湧き水に喉を潤したり、人間の排出した汚れた水を浄化してくれたり、美味しい野菜や果物を育んでくれるのも全て自然の力です。ついつい当たり前のように思ってしまいますが、本当は感謝しなければいけない、有難いことなのです。だいたい地球上で人間だけが全てを支配していると考えることは甚だ滑稽なことで、自然の力からすれば人類などちっぽけな存在でしかありません。暑い暑い、寒い寒いと文句を言ったところで自然の力には人類など勝てるわけはありません。自然の力に感謝しながらそれを活用させてもらい、快適に過ごす工夫をする。間違っても、自然の力を馬鹿にしたり、忌み嫌ったりしてはいけません。昨今の異常気象と言われることが原因で不幸にも窮地に立たされる多くの方々がいらっしゃることは本当にお気の毒なことですが、その原因が歴史的に人間の経済活動による自然破壊であると言う点は必ずしも当てはまらない様に思います。自然の力を謙虚に活用させてもらっていると言う意識は忘れてはいけないと思います。その上で、どう対処していくのかを知恵を出し合って乗り越えることだと思います。